GO!


男は真っ直ぐに続く林道を歩いていた。
旅をしている途中、次の町へ向かっているところで、彼と出会った。


GO!


「前の町での稼ぎはそこそこ。これなら次の町にいっても2,3日は滞在できるか」
男は今までの稼ぎを指折り数えながら独り言をいった。
両手を上げてググーッと伸びをした男は、木々の間からさす太陽の光に目を細める。
男は16、7ぐらいの若い青年で、明るい茶色の髪に空の色をそのまま持ってきたような水色の瞳が印象的だった。
ただ、彼の性格を物語るような生き生きとした瞳のせいか、それとも単に童顔なのか、男は年齢よりも幾分幼くみえた。
(・・・・・・いい天気だなぁ・・・)
顔と同じように頭の中まで幼いのか、男は立ち止まったまま気持ちよさそうに空を眺めている。
風に揺れる枝葉と木漏れ日が、長く男をひきつけていた。
ドゴッ!!
―――ここで自分の横腹に鈍い痛みを感じなかったら、きっとしばらくはこのままだっただろう。
「ゲフッ!!」
「!!」
不意打ちだったため、ボケっとしていた男は茂みから出てきた何者かによって押し倒された。
凄い勢いで突っ込んできたので凄い痛みが男を襲う。その痛みの中、なんとかぶつかってきたものを確認しようと男はそれを捕まえた。
「いてててて・・・・・・。―――あ」
男は、自分の上に乗っているモノを見て驚いた。
――獣人か。
男は心の中だけで呟いた。
人間では絶対ありえない色の薄い薄い緑色の髪に金の瞳。その髪の間から獣人の証でもある狼のような耳が生えている。
「なんだ、お前。この近くに獣人の集落でもあるのか?」
男は立ち上がりながら、それでも獣人特有の異常に細い腕を放さずそう聞いた。
しかし、子供の獣人はその掴んでいる腕を放そうと必死になって暴れていて返事をする気配が無い。
「待て、このっ・・・・・・。おっと」
「どうした? いたか?」
獣人が現われた方向から人相の悪い、いかにも悪人面の2人組みがやって出てきた。
「・・・・・・なるほど」
男は何故この獣人が必死になって自分から逃げようとしているのかがわかった。
獣人は人間にしてみれば商品でしかない。
その美しい容姿が観賞用として、一種の芸術品のように高値で取引されていた。
むろん、今つかまえている獣人も例にもれず美しい容姿をしている。しかもこの子供は獣人の中でも特別綺麗なほうだろう。
故にこの悪人面どもに追いかけられ、逃げていたところを男にぶつかったのだ。
「よう兄ちゃん、そいつは俺らの獲物なんだ。こっちによこしてくれないかな?」
「そうそう、素直に渡せば何もしない。横取りして逃げようってんなら、どうなるかわかんねーぜ?」
2人組みはお世辞にも整っているとはいえない顔を更に醜く歪めていった。
獣人を見てから2人を見ると、なんだか哀れにも思えてくるほどブサイクだった。
「・・・・・・横取りはしないけどさー」
男は溜息まじりにそういって、被っている帽子の上から頭を掻いた。
そして無動作に獣人を掴んでいた手を放した。
「な・・・・・・?」
2人組みはポカンとして、獣人もあまりに突然の予想外の行動に動けないでいる。
そんな中、3人を呆気にとった男一人だけが大口を開けて笑い、
「逃がしちゃうよーん♪」
と異様に陽気な声でそう言った。
「・・・・・・早く行け。この2人はここで俺が足止めしておくから」
男は先ほどのふざけた声とは裏腹に、急に真剣になって獣人の背中を軽く押した。
獣人は途惑いながらも、来た方向とは逆の茂みへおずおずと歩き出した。
「――早く行けっっ!!!」
男に怒鳴られて、獣人の子供は何度か振り返っていた顔を真っ直ぐ前にだけ向けて全力で走り出した。
「待てっ!! ・・・・・・っだぁ!!?」
「兄貴!?」
獣人を追いかけようとした2人組みの片方が脚を引っ張られて、何も分らないまま逆さまになる。
「!? ??」
「はいはーい。追いかけない、追いかけない」
逆さまになった者の足首にはロープがついていて、それが木の枝の上を通り男の手に握られていた。
「足止めしとくって言っちゃったから、追いかけられると困るんだよね。俺嘘つきだけにはなりたくないしィ」
男は手に握っているロープを近くの木に縛り、腰に下げている袋からもう1本ロープをだした。
残った1人が構える間もなく、いつのまにやらもう1人までも木にグルグル巻きにされていた。
「よっしゃ。今日もいい仕事した♪」
男はその縛り具合をしげしげと見て、満足そうに微笑む。
「なにがいい仕事だ!! こいつをほどけ!!」
「ヤダ」
「お前はバカか! 獣人1匹でどれだけ豪遊できると思ってんだ!!」
「や、別に豪遊なんぞしたくないもん」
男はそこまで言って二人に背を向け、騒ぎの前まで向かっていた方向へと歩き出した。
「お、おい!!?」
「それは通り掛かりの人にでもほどいてもらいなよ。今日中に1人や2人ぐらい通るだろうからさ」
その言葉を聞いて、2人組みが蒼白になる。
普通に木に縛られているほうはまだいいが、逆さまのまま誰かが通るのを待てというのか。
冗談じゃない、と2人はギャーギャーと騒ぎ出す。
「てめぇ!! 絶対仕返ししてやるからな!! 覚えてろ!!?」
そういわれて男は微かにふりかえっていった。
「俺、人の顔覚えるの苦手だからそっちが覚えといてよ」
「・・・は?」
「俺の名前はグラデニー。ロープ、鍵、“しめる”ものならなんでもこなす“シメ屋”やってるから、 ご利用のさいにはバンバンお声をかけてくださいネ」
男、グラデニーはニヤリと笑ってまた歩き出した。
「・・・・・・利用なんぞするかーっっ!!」


それから程なくして町についた。意外と人里近かったため、あの獣人のことが気にかかったが、もう会う こともないだろうからと、グラデニーは割り切って今日の宿を探した。
町は小さいながらも活気のある明るい雰囲気だった。だが同時に妙な空気があるのも長い旅の経験で感 じていた。
何かまでとは言い切れないが、何かあるのは間違いないだろう。
(・・・・・・ま、いいか)
グラデニーは無視を決め込んで、この町で唯一の宿にはいった。
「すんませーん。1部屋あります?」
「ありますよ。お一人ですね、何日ぐらいご利用ですか?」
「んー、じゃあ1晩で」
本当は2〜3日いるつもりでいたが、どうも長居していてはいけないような気がする。
雰囲気自体は明るくて好きなのだが、空気が嫌な感じがする。はっきりとはいえないのだが。
「はい、じゃあ2階の部屋ですんで」
「どうも」
「あ、どちらへ?」
鍵を受け取って外に出て行こうとするグラデニーを宿の主人が呼び止める。
「ちょっと買出しに。いっぺんに済ませてゆっくり休みたいんで」
「ああ、そうですか。お気をつけて」
グラデニーは軽く手を振って宿を後にした。
宿の主人に言った通り、グラデニーの目的は買い物だった。保存のきく食料とこの先の地図。それから 簡単に装備をそろえた。
「ん?」
グラデニーは店でお金を払っている時にふと外に目がいった。
(さっきから気になってたんだけど・・・。何でみんな路地裏に入っていくんだ?)
怪訝に思いながらグラデニーは首をかしげる。
少し前から町を回ってる間、何人かの人が路地裏に入っていくことに気がついていた。
今まで大して気にしてはいなかったのだが、今入っていった人を見たら急に気になってきた。
(職業も性別も身分もてんでバラバラ。なにがあるんだ、いったい?)
グラデニーは財布をポケットに突っ込んで、目の前にいる店員に声をかけた。
「あの、さっきから路地裏に入っていく人がいるんですけど、なにかあるんですか?」
「え? ・・・・・・ああ、“俗売”ですよ。まったく、気分が悪い」
「俗売・・・・・・」
店員は顔をしかめながらそう言った。
俗売というのは一般的にいう競売のようなものだ。しかしその商品が人や盗品、曰くつきの美術品だったりするためにそう呼ばれていた。
――獣人も、この俗売で取引されることがめずらしくない。
(・・・・・・そうか、この町の嫌な感じはそのせいか)
グラデニーも店員と同じような顔をして頭をガシガシ掻いた。
「まさかこんな小さな町でやっているとは思わなかったでしょう?」
グラデニーを見て、店員が苦笑いしながらそう言った。
いや、とグラデニーも苦笑いで返す。
「俺は結構旅してますから。そういえば大きな街よりも小さな町のほうが多いように思えます」
グラデニーはその後、店員と2,3言葉を交わして店を後にした。
そして向かった先は、路地裏にある俗売。


(うわっ、すっごいやな感じ。これじゃあ表まで染み出てくるのは当然かもなぁ)
今までも何度か俗売には来た事があるが、ここまで空気が悪いのは珍しい。
店を出している者はもちろん、商品になっている『モノ』からの暗い雰囲気がここまでにしているのだろう。
その中で、グラデニーは凄く目を引いていた。
グラデニーから発せられる生き生きとした明るい雰囲気のせいでこの場から浮きまくっているのだ。
「まあ、この場に相応しくない事ぐらいわかってるけどさ」
ボソ、とグラデニーは自嘲ぎみに笑いながらそう言った。
「む?」

ズザ――――――ッッ!!

グラデニーは思いっきりコケて、土だらけになった顔を上げた。
「・・・・・・・・・おーまーえー・・・。なにやってんの」
プイ。
と、グラデニーが話し掛けた、檻に入った子供は顔を背けた。
帽子の位置を直して、グラデニーは檻の前にしゃがむ。
薄い薄い緑色の髪をした子供は、しゃがんだグラデニーへ金色の瞳を少しだけ向けた。
「まぁーったく!! せっかく俺が助けてやったのにさぁ」
そうグラデニーは口を尖らせる。
獣人の子供はグラデニーの顔を見て向けていた視線を逸らし、ほんの少しだけ申し訳なさそうな表情を見せた。
グラデニーは溜息をついて苦笑いをした。
「・・・・・・捕まったもんはしょうがないか。『次は』上手く逃げろよ」
はっ、と、小声になった語尾をきいて子供は顔を上げた。
「まあ、なんかの縁っつーことで、な。今度は俺が担いでいってやるから」
ボソボソと耳打ちしていたグラデニーは獣人を安心させるためにニッコリと笑った。
「お、あんたそいつが気に入ったのかい?」
そこへ、獣人を売っている人物だろうか。初老の男がグラデニーに話し掛けてきた。
グラデニーは心の中だけで舌打ちをして男のほうを向いた。
「ああ。綺麗な顔してるし」
「だろう? 今人気があるのは翼人だが、そいつもなかなかだと思わないか?」
グラデニーは適当に話ながらポケットに入っている針金を取り出して、鍵穴にさした。
ちゃんと自分の体で作業している部分が見えないようにする事に抜かりはない。
・・・・・・カチャ・・・
開けている指に微かな振動を感じて、グラデニーは気付かれない程度に笑む。
「んー、でもさぁ獣人ってやっぱり高いよなぁ。マケられない?」
「それはワシに言われても困るよ。値を下げても他の客が高値をつけるかもしれないし」
「だよねぇ」
グラデニーは獣人のほうに向き直って、小声で話し掛ける。
「いいか? 今から扉から手を放すけど、放したら俺に襲い掛かるようにしてしがみつけ。落ちないようにしっかりとだ。・・・・・・わかったか?」
コク、ン。
獣人は遠慮がちに小さく頷いた。
「よし」
「なにが『よし』なんだい?」
「いや、買うかどうしようか迷ってたんだ」
「ほう、それで?」
パ、とグラデニーが扉から手を放した。
「金はあるし、値段だけでもつけとく」
ガシャンッッ!!
勢いよく飛び出た獣人の子供は、牙を剥き出しにしてグラデニーに飛びついた。
「うわあぁっ!!?」
「ッ!! 獣人が逃げた!!!? そんな、鍵はかかってたはず・・・・・・!!」
獣人の細い腕がグラデニーの首に回った。
力がこもったのを確認したグラデニーは、袋からロープを取り出して側の建物に引っ掛け、一気に上まで駆け登った。
そのまま、ポカンとしている周辺の者たちを見て込み上げてきた笑いを堪えることなく、笑いながら全力で逃げる。
店の者が正気に戻った時には、もう二人とも町自体を後にしていた。


「あ―――っ疲れた!! 全力疾走なんて久々だよ。あ、降りるか?」
初めて会った林道まで走ってきたグラデニーは、そこで獣人を降ろした。
獣人はゆっくりと地面に両足をつけてから、グラデニーから手を放す。
「それにしても、今夜は野宿だな。お前はどうする? この辺に集落あるんだろ?」
そう思ってつれてきたんだが、とグラデニーは付け足した。
獣人はちょっと迷ったようにしてから微かに頷いた。
「ああ、別に行こうと思ってたわけじゃなくてさ。ごめんな、確か獣人は自分たちの集落の場所を明かさないのが掟だったっけ」
もう一度、獣人は首を縦に振った。
・・・掟なのにすこし教えてくれたということは多少は気を許してくれているのだろうか。
グラデニーは嬉しそうに笑って、くしゃっ、と獣人の頭を撫でた。
「近くまで送る。また捕まったら大変だし、今度は助からないかもしれないからさ。・・・・・・あぁ、大丈夫大丈夫。深追いはしないって」
送る、と言った後の獣人の困ったような視線を受けて、グラデニーは手振りを加えながら付け足すように言った。
獣人は少し視線を泳がせてからグラデニーの瞳を見て、服の裾を掴んだ。
「ん? これは依頼とみていいのかな?」
獣人は首を縦に振って肯定する。
それを見たグラデニーは、ニカッ と歯を見せて満足そうに笑んだ。
「よし!! まかせとけ! ・・・あ、俺の名前はグラデニー。好きなように呼んでくれて構わない。お前は?」
「・・・・・・・・・ジーン」
獣人――ジーンは俯き加減の上目遣いで恥ずかしそうに小声で名乗った。
「ジーンか。よろしくな、ジーン」


「なあ、ジーン。どのぐらいまでなら近づいても平気なんだ?」
「・・・・・・もう、少し」
あれからひたすら草木を掻き分け歩いているが、集落らしい建物や、生活しているニオイがまったく感じられなかった。
ジーンは、少しずつ会話をしてくれるようになった。だが、もとより無口な性格のようで、ほとんどは頷いたり首を横に振ったり。それでも反応してくれる事がグラデニーにはうれしかった。
「なんか人の気配すらないね。そんなに奥のほうに住んでるんだ」
これに対するジーンの反応はなかった。
(でも、なぁんか変なんだよなぁ)
一応、旅をして長いから獣人にも幾人か会ったことがある。実は獣人の集落にも行ったことがあったりするのだが、その時の雰囲気と随分違いがあるような気がする。
フワッ
「!! ジーン、止まれ」
「?」
ジーンが不思議そうに振り返り、グラデニーは周りの気配に気を配りながら近づいた。
(なんだ、今の一瞬感じた臭い。火薬の臭い、か)
ツン、とまた一瞬におった。今度はジーンにも嗅ぎ取れたらしく、弾かれたようにグラデニーを仰いだ。その顔は不安の色に染まっていた。
もっとも、獣人のジーンのほうが鼻はいいはずなのだが。どうやら集落へ行くほうへ意識が集中していたらしく、気付かなかったらしい。
「・・・・・・ジーン、ここで待ってろ。俺が確認してきて・・・・・・って、おい、ジーン!!」
ジーンはグラデニーの制止の声も聞かず、走り出していた。
「あぁっ、もう!!」
慌ててジーンの後を追いかけるが、もう姿は見えなかった。
もともと足の速い種族であるうえ、ここは彼等の庭だ。追いつけるはずもなかった。
それでも、火薬の臭いとジーンが走っていった後を辿って、なんとか森のなかを迷わず走り抜けることが出来た。
グラデニーが集落についたとき、当たり前だが既にジーンはいて、呆然と立ち尽くしていた。
「・・・・・・これは」
あたり一面焼け野原であった。大きな建物ですらもう原型もなく真っ黒に染まっていた。
火薬の臭いは家を焼いた時に使ったのだろう。爆発の後とかそんなものは一切無かった。
「・・・・・・仲間は、逃げたんだな?」
―――コクン。
小さい頭が微かに動いた。
どうやらこの惨状は人間に襲われたものではなく、人間に集落の場所を感づかれそうになった獣人自身がやったもののようであった。
獣人は集落を離れる時、かならずこうして集落を燃やして立ち去る。その時は特殊な火薬を使い、煙があがらないようにする。
そうして今まで使っていたものや、他の集落の位置などを記したものを焼き払ってしまうのだ。
特殊な火薬独特の臭いが充満している中で、二人はただ黙って立っていた。
グラデニーは小さく震えている小さい背中を静かに見つめていたが、突然切り出した。
「行くぞ」
ジーンは大きな眼に涙を溜めて振りかえる。
グラデニーは、情けない顔をしているジーンに近寄って涙を拭いた。
「お前の依頼は集落の近くまで自分を送る事だよな? ここはもうお前の集落じゃない。だから新しい集落を探し出して連れてってやる」
「・・・・・・無理だよ、そんなこと」
ジーンは震える声でそう言った。だが、グラデニーはそんな事お構いなしにジーンの頬を軽く叩く。
「そうとは限らないだろ? 獣人がいくら用心深くても限界はあるし、それに俺は足跡辿ってくの結構得意なんだ。・・・・・・どうする? 依頼人はジーンだぞ?」
ジーンはそういって微笑むグラデニーの顔を見た。
もしかしたら集落を探し当てて大儲けするつもりかもしれない、自分を安心させて高値で売るつもりなのかも。
いつもだったらそうやって疑う。疑うよう教えられてもいる。
―――けれど。
グラデニーの眼は安心する。信じても、絶対に裏切らないと言いきれる。
「・・・・・・ありがとう・・・・・・」
そういってまた泣き出してしまったジーンを、グラデニーはそっと抱き寄せた。



あとあがき

リハビリ小説なので・・・・・・・。あんまり深く突っ込まないでいただけると嬉しいです。
このネタなんですけど、2〜3年ぐらい前に考えてそのままいじってなかったというか、
ありきたりだったのでボツにしたような記憶もあるようで、ないという・・・・・・よく分らないですね。すみません。
読みきり(?)予定ですが、またスランプになったら・・・というか、スランプ脱しきれてないんですけど
とにかく、またリハビリとして続きを書くかも?
続き考えてないんでよくわかりませんが・・・・・・。
とりあえずこんな所で勘弁してください。
二人のイメージはここにて。


('04/3/10)