まんまタイトル。
雷
「うーわー」
「……なにをしている?」
「あ、レイ! 見て、すごい雨!!」
「…だからなんだ?」
はレイの淡白な反応に、これでもかというほど口角を下げた。
「なんだその変な顔は」
「どーせ変な顔ですよ」
ケッ、とまたレイから外へ視線を戻す。
レイのほうは窓にべったりと張り付いたを見て小首をかしげた。
「だから、何をしているんだ?」
「……もうすぐわかる」
「なにが?」
返答は、ない。すっかり機嫌を損ねてしまったらしい。からの返事を諦めてレイも外を見る。
外は今まで生きてきて体験したことのないような豪雨。プラントではこんなに降らないであろう量に、少々恐怖すら覚える。
だが、それだけだ。
がなにを真剣に外をみているのか、さっぱりわからない。雨が降っている、ただそれがすごい勢いなだけだ。
「――、一体なんだと……」
ピカッ
突然、視界が真っ白になった。何、とおもった次の瞬間、ゴロゴロと低い音が響いて、それが雷であったことを悟った。
「ね! 雷!!」
「……?」
音が治まって、が雷よりも輝いた瞳でレイのほうを振り返った。
しかし、やっぱり分らない。
雷を待っていたのは分った。でも、雷のなにがそんなに面白いのだろうか。
レイが不思議そうに眉間にシワを寄せていると、が理由を話し始めた。
「すごいと思わない? ピカッって光って、ゴロゴローって!」
「……どうでもいいが、その話し方は馬鹿っぽいぞ」
「しょうがないでしょ! 興奮してるの!!」
「雷のどこに興奮するんだ」
呆れたようなレイの言葉に、今度はが不思議そうに首をかしげた。
「興奮、しない?」
「しないな。たかが雷だろう」
「ん、まあ、そうなんだけど……」
は口元に手を置いて、考えるようなしぐさをしてから話しを続けた。
「ほら、わたしプラント生まれのプラント育ちでしょ」
「そう、聞いているな」
「プラントは雨は降ってもこんなに激しく降らないし、まして雷なんてないから。初めてなの、雷みるの」
ピカッ
先ほどよりも遠くで光った。音も遠く、遅い。
「地球ってすごいんだな、って改めて感じたの。これが自然なんだなーって」
は真っ黒で分厚い雲をみて目を細めた。
人工的な空と雲と空気しかしらなかった。
初めて見た雷は、最初こそ恐怖したものの、同時に美しいと思った。
「綺麗」
は顔と身体は外を向いたまま、目線だけレイに移した。
「なんだか、レイに似てる」
「どこがだ?」
「鋭いところとか、クールそうに見えて戦闘になると激しいところとか?」
似てない、と言ってから目の前のの姿を改めて見つめる。の視線はすでに外へと戻っていた。
「俺よりものほうが似てるだろう」
「えー? そう?」
「ああ。ゴロゴロうるさいところとか」
「…なにそれ」
「一瞬の煌めきでも見逃せないところ、とかな」
「え?」
耳元に息遣いを感じて慌ててそちらを見ようとすると、引き寄せられて、レイの腕の中に閉じ込められた。
驚いて身動きとれずにいると、先ほどよりも近くでレイの声が耳に届く。
「だが……のほうが綺麗だ」
「!!」
「雷のように、消えるなよ……」
くっさ。(笑
ラスト何これ。外で雷が鳴ってるから突発的に書いたものですが…。
意味わかんねーよ。
ところで、プラントって雨降るんですか? コロニーは降るみたいだから、降りますよね?<適当に書いてるのもろバレ
そしてMSに雷が落ちないのがかなり不思議
('05/8/23)