ワンダーワイスでないしね。
リボン
「なあなあグリムジョー!」
「あ? んだよ、ウルセーな」
「うん! うるさい自覚はある!! で、聞きたいことあんだけど」
「……なんだよ」
「ワンダーワイスに似合うリボン、どっちだと思う?」
「……………………はあぁ?」
嬉しそうに俺の前に拳を突き出すの手には噴き出したばかりの新鮮な血のような赤いリボンと闇に染まり始めた空のような深い紫色のリボンが握られていた。
俺は軽く頭痛を覚え、もう一度聞き返した。
「なんだって?」
「だから、ワンダーワイスに似合うリボン! 赤い方は王道だろ? 紫はほら、瞳と斬魄刀にあわせて用意してみた! 黄色とかも考えたんだけど、ワンダーワイス金髪だからリボンも髪も映えなくなっちゃうし」
どうでもいい説明まで始めやがった。
「そんでー」
ま だ い う か 。
「どっちでもいい……っつーかなんなんだよ、いきなり」
「市丸んと話してたんだけどさ『プロジェクトォ!! 我らが破面スーパーアイドル☆ワンダーワイスをもっとキュートあーんどエレガントアーンドせくしぃ&以下略!虚園にも尸魂界にも現世にも何者も足許に及ばせぬっていうかヒロインはワンダーワイス! プリティ・ワンダーワ」
「長ぇ」
ズビシッ
全力での脳天へチョップをかます。結構な音がしたにも関わらず「あいたっ」の一言。なんかムカついたからもう一発お見舞いしてやった。
「うわぁ、Wチョップかよ。おまけに最後まで話をさせないとは、さすがだなグリムジョン!」
「ジョンじゃねぇ。いいからその止まることを知らない口を一瞬でも閉じてみやがれ」
「それにしても本当かわいいよねワンダーワイスったら!」
シカトか。
「もう思わずエーデルワイスを歌いたくなるほどに!!」
正直疲れてきた……。ここまで俺を疲労させるやつはコイツぐらいだろう。
もう“ワイス”しか共通点ないだろうが、とか突っ込む気力ねぇよ。
「ああ、もう好きに歌え。好きなだけ好きに生きろ」
「では遠慮なく。
エェェデルワァァアァアアァイス♪
エェェェデルワァ〜〜〜イス♪」
「うっっっるせぇぇぇえええ!!
隣でそんな馬鹿でかい声で歌うんじゃねぇ!!」
「フ〜〜ンフンフンフンフフ〜〜ン♪」
「しかも歌詞知らねぇのかよ!!」
「違う! 忘れているだけさ!!」
「どっちにしても分からないなら歌うな!」
「いいじゃん! ワンダーワイスへの愛が伝われば! あ、ところでリボンの話は?」
「お前が逸らしたんだろうが!! ああ、もう知らねぇっ」
「えええ!? いいじゃん、一言どっちがいいかいってくれれば!」
「うぜぇ! 両方つけとけ!!」
「あ、なるほどね!」
強制終了。
勢いだけ。
そして餌食になったグリムジョー、災難でした。(笑
グリムジョー→主人公な空気でヤキモチ焼かせてみようかとも思ったんですけど
ただウザい主人公に疲れるグリムジョーのがイイかと。
ていうか、やりたかった!(ぇ
ちなみにコレ、友人が書いた復活のマーモン大好きっ子を参考にしております。
ぶっちゃけ世間一般的にいうパクリというやつです。
一応本人に参考にしてもいいかと許可は取ってあります。
参考にしているにも関わらず彼女の作品とは天と地ほどの差がありますが!!(涙