聖なる意思
―――――― もう持たない ――― もう、待てない ――――――
――― 世界は俺の手を離れた ――― 時は巻き戻されない ―――
――― 何故謂う事を聴かない ――― 俺は如何すればいいんだ?
――――― 俺だけでは如何しようも無くなった。
――――― 俺には何も出来ない。
――――― 俺に何をさせるんだ。
――――― 仕方が無い。 人間に、頼るしかないようだ。 世界をこんな風にした 人間に
一筋の流れ星が、世界を還る。
涙のような輝きが空を滑る。
夜空に五つの花弁が咲く。
「ねえ、ママ流れ星だよ!流れ星〜!」
「あら本当、綺麗ね。それにしても珍しい、いっぺんに五つも。」
「あぁ〜〜!!大変ママ!!あたし願い事言えなかった〜」
「ふふふ、それは残念だったね。さ、家に帰りましょうか」
「うん!!ママ、今日のご飯なぁに?」
「今日はね・・・」
貪欲な人間が 世界を散らかした人間が どうして どうして 愛おしい のだろうか
人間に 何を求めても 何も還って こないのに
―――― 誰か・・・俺を助けてくれ ――――
(UP・'03・3・12)
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